口の中がひりひりして痛い ベタベタ、ねばねばする 「ドライマウス」

超高齢化社会におけるお口のトラブルとして 「ドライマウス(口腔乾燥症)」 があります。
日本では800万人以上の患者様が存在すると推定されています。

 

当歯科医院でも
6月中旬になり気温が上がってきましたので、ドライマウスの相談を受けることが多くあります。
内科なのか、歯科なのか受診先を迷う患者様も多いようですが、歯科で診察・治療を受けられます。

 

 

人は1日に1.0~1.5リットルの唾液を分泌します。

その唾液量が減少したり、1日の中で唾液分泌が少ない特定の時間帯があれば、症状が発生します。

 

 

 

以下の項目に該当すればドライマウスの可能性があります。

・口が渇く
・口が渇いて話しにくい
・食事がまずい
・食事中に飲み物を多く飲む
・食事に時間がかかる
・睡眠中にのどが渇いて起きる
・舌がひりひりする
・口の中がはりつく
・口内炎、口角炎ができやすい
・虫歯や歯周病になりやすい
・入れ歯が合わなくなった

 

 

 

では、なぜドライマウスが起こるのでしょう?

主な原因には

・唾液腺の加齢変化
・全身疾患(シェーグレン症候群、脱水症、糖尿病、脳血管障害など)
・薬の副作用(400種類以上の薬が副作用としてドライマウスを引き起こすといわれている)
・ストレス
・口呼吸

などがあります。

 

 

 

治療としては

・保湿剤
・ガムの咀嚼


当院でも保湿ジェルとキシリトールガムの使用をお勧めしております。

・唾液腺、口腔内マッサージ

 

もちろん、水分補給は熱中症予防にも有効なので欠かさずにお願いいします。

 

 

多くの場合は治療を開始しても、すぐには改善するわけではございませんが、
お肌のメインテナンスと同様に、毎日継続することが大切です。
お口のメインテナンスをしながら、ご一緒に取り組んでいきましょう。